横浜開港資料館(@神奈川県横浜市)
■横浜開港資料館(@神奈川県横浜市)
- 日米和親条約締結(嘉永7年(1854))の地に建つ博物館!
- 企画展では横浜の歴史(=日本の幕末維新史~近代史)に関する第一級の史料が展示される!
- シンプルな展示室に、最新の研究成果が盛り込まれた展示!
○概要
昭和56年(1981)開館。公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団が運営する近世後期~近代史に関する展示をする博物館。入館料は300円。受付員さん対応、閲覧室(文書館機能)まである。展示室は写真不可。
横浜開港資料館が建つ場所は、嘉永7年(1854)にアメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・カルブレイス・ペリーとの間で日米和親条約の交渉、締結が行われた場所。同館の中庭には、条約締結当時からあったとされる「玉楠の木」があります。また、同館には旧英国領事館(旧館)の建物もあるという歴史ある場所に建つ博物館です。
○企画展「七つの海を越えて-開国前後の日本とイギリス-」
日本側の記録だけではなく海外の当事者の史料(当然外国語)なども博捜し、展示されていました。展示室はそれほど広くないし、デジタルの仕掛けがあるわけではありません。にも関わらず、「観て良かったな!」と思えるのは、しっかりと調査・研究をして(それもヨーロッパまで)、その成果を第一級の史料とともに展示しているから成せるものだと感じました。
個人的には、財団運営の指定管理系博物館では、調査・研究活動が軽視されているイメージがありますが、横浜市ふるさと歴史財団の管理する施設は学芸員(研究者)の数も質も充実しているのかなと勝手に想像しています。
なお、展示室は写真不可ですが、出展目録や館報が配布されているの展示室を出たあとも展示の余韻や細部、裏話を楽しめます。
可愛いハンカチと磁石があったので買いました。
また次の企画展行ったときに違う種類を買います。